封神演義
〜趙公明攻略 人間の証明〜
原作 藤崎 竜
5:0:0台本
太公望 (たいこうぼう) CV:結城比呂 |
幼い頃に家族を失い、元始天尊のもとで修業を積む。外見ではうつけ者を装っているが、崑崙でもまれにみる頭脳の持ち主。宝貝・打神鞭で風を操る。 |
ナタク CV:宮田幸季 |
太乙真人が殷氏のお腹に宝貝・霊珠を埋め込み、それを体の核として誕した宝貝人間。生まれながらに三つの宝貝を身につけていた。宝貝人間である事から人間らしい感情に欠けている。 |
太乙真人 (たいいつしんじん) CV:阪口大助 |
崑崙十二仙の一人で、崑崙山では一番の発明家。宝貝人間、ナタクも太乙真人が開発したものである。高所恐怖症。 |
呂岳 (りょがく) |
病原体などを駆使して戦う、生物科学系に長けた道士。趙公明の弟子で、趙公明の豪華客船では2階を守っていた。性格は卑劣で残虐。狂った笑い方をする。 |
馬元 (ばげん) |
幼い頃に呂岳に拾われたが、非道な呂岳によって宝貝人間に変えられてしまった。外見は人型のナタクとは似つかない巨体の怪獣。 |
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ナタク:・・・・・・・・・?
昔かいだ匂いがする・・・
呂岳:ひゃ――っひゃひゃひゃ!!!
やっぱりキサマが一番乗りか
よもや この
ナタク:やはり生きてたか・・・
あの時逃がした男・・・・・・!!!
太公望:ふぅ・・・・・・
やっと2階に着いたようだのう
―激しい爆発が起こる―
太公望:ぬおおっ!!!
ま・・・まさかナタクのやつ もう戦っておるのか!?
太乙:ケンカっ早い子だから・・・(汗)
呂岳:う・・・・・・・・・
キサマこの人質が見えんのか!!?
キサマの父親だぞ!!!
ナタク:丁度いい!
そいつもろとも殺してやる!!
呂岳:キィ〜〜〜ッ
キサマ子供にどんな教育をしてきたんだ!?
太公望:あれは
いや・・・・・・それよりも
太乙:確か何日か前にキミたちの助っ人として下山していたはずだけど・・・
どうやら途中で
太公望:
ナタクに嫌われておるあやつでは人質の価値はないのにのぅ・・・
ナタク:死ね!!
呂岳:まっ・・・待て!!!
キサマの相手は
ちゃ――んと強いのを用意しちゃってるよ――ん!!!
ナタク:強いの・・・?
―ナタクの背後の天井には巨体の馬元が張り付いていた―
ナタク:!!!
―とっさに攻撃しようとするが馬元の手に押しつぶされるナタク―
太公望:ナタク!!!
呂岳:ひゃひゃひゃ ひっかかったな――っ!!!
そいつは
太公望:
太乙:どうやら
でも僕のナタクの方が性能がいいに決まっている!!!
さぁ行け ナタク!!!
ナタク:・・・・・・・・・・・・・・・
昔かいだ匂い・・・・・・
太乙:あれ・・・!?
なっ・・・何を逃げてるナタク!!?
キミならそんなやつ一撃だろうっ!!!
太公望:・・・・・・・・・
もしや・・・・・・
ナタク:ち
―馬元の攻撃をかわすナタク―
ナタク:・・・・・・・・・・・・・・・
呂岳:ケケケ・・・
どうやらナタクは気づいてくれちゃってるみたいだゼァ
ナタク:フン
痛くも痒くもない
この程度なのか?
ふざけるな!
キサマ それでもオレと同じ
馬元:Σ(ピクッ)
同じ・・・・・・
おでとおまえが・・・?
呂岳:そうだぞう
そのクソガキャは きみと同じく人間兵器だ!!!
だが腹の中にそいつの母親がいる分 きみの方が有利なのさァ!!!
だから安心して
太乙:なっ・・・ナタクの母親って・・・
まさか
太公望:やはりな
それにしてもムカつくのう あやつ
太乙:ああ・・・・・・
何てこったナタク・・・・・・
どうか 敵ごと自分の母親を殺すような事はしないでおくれよ・・・・・・
馬元:・・・・・・・・・・・・
同じ・・・?
違う・・・・・・
違う!!!
同じ違う!!
―馬元は攻撃を仕掛けるがナタクに反撃される―
馬元:―――!?
ナタク:ここだ
―馬元に攻撃をするナタク―
呂岳:ちぃっ!
太乙:腹だけはやめとくれよナタク〜〜〜っ・・・
ナタク:いいかげんにしろ
弱すぎる
キサマは本気を出していない!
馬元:証拠・・・
見せろ
―頭部の皮膚を破って宝貝人間の核である霊珠を見せる馬元―
馬元:おまえの
おで 本気でやる
ナタク:くだらんな
―胸を引き裂き霊珠を見せるナタク―
太公望:ナタク・・・・・・
呂岳:・・・・・・・・・・・・
ナタク:これでいいのか?
馬元:同じ・・・・・・
一人じゃなかった・・・(ニィ)
ナタク:!
―腹の中から殷氏を取り出す馬元―
ナタク:
馬元:おまえになら たのめる・・・
たのむ・・・
おでを・・・おでを殺し・・・
―馬元の霊珠に注射器が刺さる―
馬元:・・・・・・こでは・・・!!
呂岳:くくくく
こうなる事は予測済みだったよ〜ん
その薬を覚えちゃってるっ?
うじ虫ほどの脳みそじゃあ忘れちゃったかなぁ〜〜〜ん!?
そして きみはこんな事を言っちゃった
『お父さん 俺をもっともっと強くして下さい!!!』
ナタク:・・・・・・・・・・・・
呂岳:だから
よかったなァ 望み通り きみは強くなった!!!
そして今回打った薬は いつもの10倍の濃度だ!!
そんだけ濃いのを打たれたら理性もふっ飛んで完全に野獣と化しちゃうよーん!!!
もう逃げられないのだ
太乙:くっ・・・あの男・・・・・・
何て酷い事を・・・・・・
太公望:・・・・・・・・・・・・・・・
馬元:お゛お゛お゛お゛お゛!!
ナタク:なっ・・・・・・・・・
太公望:
何か起こる前におぬしの
太乙:ああ 私も今そう思っていたところだ
ナタク!!
ナタク:・・・・・・フン よけいな事を
何様のつもりだ
―殷氏を太乙の宝貝の中に避難させると、馬元がさらに巨大化していた―
ナタク:!
呂岳:ひゃ――ひゃひゃひゃ!!
ステキ!!ステキすぎちゃう!!
これで よけいな事は何も考えない怪獣になっちゃったわけだ!!!
さぁ敵をこっぱみじん切りにしちゃえ〜〜い!!!
馬元:あ゛――
あ゛――
ナタク:
おまえ・・・・・・
呂岳:ひゃ―――っひゃひゃひゃ!!
これで
行け――っ!!!
その小僧をたたっ壊してしまえ――っ!!!
―ナタクを掴み握りつぶそうとする馬元―
太乙:ナタク!!!
ナタク:グヘッ
ガハッ
ゲヒッゲヒッ
太乙:いけない!!!
本体にヒビが入ってしまっている・・・・・・!!
早く勝負を決めないとナタクが先に壊れてしまうよ!!
太公望:・・・・・・・・・・・・・・・
――だがナタクも初めて 戦いたくない敵と出会い混乱しておる
ここが正念場だぞナタク・・・!
ナタク:ぐぁ・・・・・・
ち・・・・・・
馬元:あ―――
あ―――
あ――・・・・・・(涙)
ナタク:!
呂岳:いいぞぅ
こうるさいハエも捕まえたらこっちのものだ!!!
死っ死っ・・・・・・
死んじゃえ
―さらに握力を強める馬元―
馬元:あ――・・・
あ―・・・(涙)
ナタク:・・・・・・・・・・・・・・・
死にたいか
―返事をするかのように動きを止める馬元―
ナタク:そうか・・・・・・
呂岳:なっ・・・
何をやっちゃってるの
ばっかかぁおまえ!!!?
ナタク:痛みはない
オレの全力で殺してやる
呂岳:ばかな・・・・・・
ばかな!ばかな!!
ばっかな――っ!!!
ナタク:
キサマだけは許さん!!!
呂岳:ひゃ・・・
太公望:むっ・・・!!!
呂岳:くくく!
この
死ねぇ〜〜っ!!!!
ナタク:Σはっ
呂岳:!!!
―倒れていた馬元の手が呂岳を叩き潰す―
呂岳:ばっ・・・
ばかな――っ!!!
―封神される呂岳―
ナタク:
馬元:・・・・・・・・・
おで・・・・・・
ただ・・・お父さんに好かれたかっただけ・・・・・・
強くなったら好きになってくれると思った・・・のに・・・
ナタク:しゃべるな!!
馬元:・・・・・・・・・・・・
ありがとう・・・
ナタク・・・・・・
―馬元が封神される―
ナタク:
そうか・・・
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