封神演義
〜宝貝人間・ナタク登場!!→ナタク編・まとめ〜
原作 藤崎 竜
4:1:1台本
太公望 (たいこうぼう) CV:結城比呂 |
幼い頃に家族を失い、元始天尊のもとで修業を積む。外見ではうつけ者を装っているが、崑崙でもまれにみる頭脳の持ち主。宝貝・打神鞭で風を操る。 |
四不象 (スープーシャン) CV:増川洋一 |
一見カバのようだがれっきとした霊獣。太公望の乗り物として、気のいい相棒をつとめる。性格はいたってお人好し。語尾に「〜っス」とつけて喋る。 |
ナタク CV:宮田幸季 |
太乙真人が殷氏のお腹に宝貝・霊珠を埋め込み、それを体の核として誕した宝貝人間。生まれながらに三つの宝貝を身につけていた。宝貝人間である事から人間らしい感情に欠けている。 |
李靖 (りせい) CV:伊藤健太郎 |
ナタクの父親で、陳塘関の司令である総兵官という重職を勤める。そんな役職にありながらもどこか飄々とした性格で、毛嫌いしているナタクに追いかけ回されていて重みがない。 |
殷氏 (いんし) CV:柚木涼香 |
李靖の妻で、太乙真人によって霊珠を身篭り、ナタクを生んだ母親。非常に明るい性格の女性だが、明るさも度を超して能天気すぎるところも。ナタクのことを溺愛している。 |
太乙真人 (たいいつしんじん) CV:阪口大助 |
崑崙十二仙の一人で、崑崙山では一番の発明家。宝貝人間、ナタクも太乙真人が開発したものである。高所恐怖症。 |
詳しいことはこちら→http://www.houshin-engi.com/
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李靖:たっ 助けてくれ――っ!!
息子に殺される――――っ!!
四不象:・・・・・・・・・・・・・・・
太公望:はぁ?
李靖:ヒィイイイ!!!
見知らぬ方!!助けてくれ――っ!!!
太公望:な・・・何だ あの子供は!?
李靖:あいつは俺の息子・・・
四不象:ナタク!?どこかで聞いた名前っスね
太公望:
何者だ・・・!?
李靖:ひいいい!!!
くっ・・・来る!!!
太公望:――――あれは・・・・・・
む?
なんで おぬしまで乗っておるのだ?
李靖:見捨てないで〜〜
太公望:・・・・・・・・・!?
おぬし・・・・・・
李靖:どうしました 見知らぬ方?
太公望:いや・・・何でもない
ナタク:・・・・・・・・・・・・・・・
李靖:ああっ 見知らぬ方!ナタクが追って来ましたっ!!
太公望:飛翔
―――にしても しつこい奴だのう そこまで恨まれる様な事をしたのか?
李靖:話は後!まずは逃げてくれぇ!!
太公望:・・・・・・まぁよい!
四不象:
李靖M:
ナタク:・・・・・・・・・・・・
(乾坤圏を打つ)
・・・・・・・・・・・・
李靖:ゲホゲホッ
土けむりが・・・・・・
ギャ――――来た―――っ!!!
太公望:何て奴!本気で おぬしを殺す気か!?
李靖:ああいう子なんだよ!
あの子には心がないんだ!
そのせいか非常に非情なのさっ!!
太公望:ダジャレてる場合かい!
大体何でわしらまで追われなきゃならんのだ 降りろ降りろ!!(蹴)
四不象:ひ・・・酷いっス(汗)
李靖:放しませぬぞ!!放しませぬぞ!!
太公望:ぐわ――っ 何だ こやつ!!
李靖:助けてくだせーよ――
太公望:わかった!わかったから放せ―――っ!!
太公望:―――で?
どういう事だ?
おぬしからも
おぬしらは一体何者だ?
李靖:さすがは
白い霊獣
私の名は
仙人界
四不象:あっ御主人 見て下さい!!
あのヒトはボクより少しだけ遅いっスよ!!
やっぱり
太公望:それで あの子供は何なのだ?
四不象:聞いてないっスね(涙)
李靖:・・・・・・・・・ナタクは・・・
仙人界によって造られた人造人間です
太公望:!!?
李靖:仙人達の造った
それを人間の女性に埋め込む事で生まれながらの仙人を造れる・・・
それがナタクです
ナタク:・・・・・・・・・・・・・・・(遠くで諦める)
李靖:そして その
仙人界の科学は もはや人間を創造する域に達しているのですね
――でも その結果生まれたのは・・・・・・・・・・・・
「心」を持たない冷血で残忍な人間だったのです
―殷国中北部 野馬嶺 陳塘関―
殷氏:あなた!!
お帰りなさい!!
李靖:おお
殷氏:やーだ この人ったら!ナタクだって本気じゃないわよ!!
あら?この方たちは?
李靖:
さきほど私を助けてくれてこれからも ずっと助け続けてくれるいい人たちだ!!
殷氏:まぁ ありがとう!!
私は
二人(李靖):ヨ・ロ・シ・ク!!(パァァァァァ)
太公望:いかん・・・この夫婦は苦手だ・・・
四不象:何かズレてるっスねぇ――・・・
李靖:ここは
首都の
私は ここの総兵官をやっております
太公望:ほう・・・ここでは一番偉い奴なのだな
――それで あのナタクという子供の事だが・・・
李靖:ナタク!?
あいつは冷血で残忍で非道で無常な化け物さ!はン・・・最低!!
殷氏:もう・・・言い過ぎよ ただの不良息子じゃないの!
太公望:(じーっ)
李靖:Σはっ
こんな可哀相な私たちを どうかお助け下さい
太公望:しょうもない親だのう しっかりせぬか!!
おぬしも仙人界で修行した身なら ナタクとも対等にわたりあえように!!
李靖:でもぉ――私は―――デキが悪かったから―――
太公望:もぉよい!早くナタクの事を詳しく話すのだ(呆)
李靖:・・・・・・・・・・・・・・・
ちょっと話は長くなりますがいいかな?
―李靖の話 ナタクの事について―
李靖:十数年前の事です
妻は その時妊娠三年六か月でした
勿論これは異常です 通常は
殷氏(昔):お腹の子は死んでいるのかもしれません・・・
李靖(昔):そんな事ないって!
きっと 玉のような子が生まれるさ!!
殷氏(昔):そっ・・・そうよね!!
李靖:しかし内心では化け物が生まれるのではないかと疑ってました
そんなある日・・・
彼女は夢を見たそうです
殷氏(昔):あなたは誰?
太乙(昔):李夫人・・・残念だがお腹の子はただの肉の塊だ
――だが これを受け取れば命を宿すことができよう
殷氏(昔):Σはっ
い・・・今の夢は・・・・・・?
・・・あら?
きっ・・・!!来た来たきたわーっ!!!
李靖(昔):なっ・・・何が来た?
殷氏(昔):陣痛よっ!!
李靖:そして生まれたのは本当に玉のような子供でした・・・
李靖(昔):な・・・何だ これは?
お付きの人:お子さんですよ
残念ながら ただの肉の塊だったようです
李靖(昔):こんな化け物を あの優しい妻には見せられん!!
お付きの人:は・・・はい!!
―その塊を切ろうとする李靖―
李靖(昔):?
―中からナタクが出てくる―
李靖:その子は・・・
生まれながらにして
殷氏(昔):
そういえば この子が生まれる直前に夢を見たわ
李靖(昔):夢?
李靖:夢の内容を聞いて私は納得がいきました
夢に現れた男は仙人で 腹の中に埋め込まれた物は
でも私はナタクと名づけたこの子をどうしても好きになれませんでした
この子は妻の腹の中の肉を利用して造り出された人造人間にすぎないのだから・・・
殷氏(昔):あなた!!
李靖(昔):なんだよ 仕方ないだろ 嫌いなものは嫌いなんだから
殷氏(昔):あなたが何と言おうと ナタクは私たちの子
愛情を持って良い人間に育てなくてはいけないのよ!!
李靖:しかし そんな親の気持ちとは裏腹にナタクは どんどん不気味に育っていきました
殷氏(昔):ナタク ゴハンよ!
ナタク(昔):うまい
殷氏(昔):ナタク お勉強よ!1+2は?
ナタク(昔):3
太公望:・・・・・・なるほどのう
それで?その後に何か問題でもあったのか?
殷氏:ええ・・・ここからは私が話すわ
―殷氏の視点 ナタクについて―
殷氏:それは三年前のとても蒸し暑い日だったわ
ナタクがとっても外に出たそうだったから つい立入禁止の川へ泳ぎに行ってしまったの
殷氏(昔):あら
ナタク・・・その腰に巻いた布・・・お父さんが
何か赤く光っているわよ?
それにしても今日は随分お魚が死んでいるわねぇ・・・
なっ・・・何・・・!!?
ナタク:母上・・・岸に上がってくれ
殷氏(昔):!!
ナタク・・・初めて私を母と呼んでくれた・・・・・・(涙)
ナタク:早く!!
霊獣:誰だ―!!!
水中で
キサマか小僧!!!!
殷氏(昔):れれれ・・・・・・
霊獣・・・・・・!!
霊獣:おまえのその腰布は『
その
殷氏(昔):ああ・・・お許し下さい ナタクは まだ無知な子供・・・
それに免じてどうか・・・・・・
霊獣:却下である!!
そのガキのせいで水中生物の被害は甚大だ!!
女!!おまえの監督不行き届きも含めて―――
二人ともども死刑!!!
殷氏(昔):そんなー!!!
―霊獣に乾坤圏を打つナタク―
殷氏(昔):!!
ナタク・・・・・・
何も殺さなくても・・・・・・
ナタク(昔):・・・・・・・・・・・・・・・
あいつは母上も殺そうとした
李靖(昔):ナタク・・・何て事を
こいつは
だから ここは立入禁止と言っただろ!!
霊獣たちはきっと復讐に来るに違いない!!
殷氏:数日後・・・・・・
霊獣王一族の軍隊が
霊獣:俺の子を殺した子供出て来い!!
出て来ぬなら この関所ごと吹っとばしてやるぞ!!
李靖(昔):ああっ・・・
ナタク(昔):母上・・・安全な所へ
オレが全部片づける
殷氏(昔):だめよ!!
・・・・・・・・・霊獣王さま
その不始末は親の罪・・・
私がどんな処罰でも受けます!!
李靖(昔):よせ
ナタク(昔):・・・違う
オレが死ねばいい
母上・・・・・・
この
―乾坤圏で自害するナタク―
殷氏:ナタクは一度死んだのです・・・
太公望:死んだ?
ちょっと待て!あやつは今生きておるぞ?
殷氏:ええ・・・・・・でもちゃんと遺体も埋めたのにどうしてでしょう?
三年前に死んだはずのナタクが なぜ二日前になって現れたのか・・・
李靖:化け物は死んだって蘇えるものさ
殷氏:あなたっ!!
太公望:―――だがまぁ それで
四不象:え?話はそれで終わりっスか!?
肝心の「ナタクがどうして父を憎むのか」がわからないじゃないっスか!!
李靖:うっ
わっ・・・私は何も憎まれるような事はしとらんっスよ
太公望:まぁ要はナタクに親子ゲンカをやめさせればよいわけだ
四不象:―――って 出来るんスか!?
太公望:おっ・・・・・・噂をすればというやつだ・・・
心配するな
今回はわりと簡単に片がつきそうだぞ
李靖:いい・・・
殷氏:ナタク!
太公望:ナタク!!協議の結果わしは
四不象:ごごご御主人!!
太公望:何だスープー?
四不象:言っちゃなんですが この親子ゲンカはボクらには関係のない事っスよ
それにナタクと御主人では戦闘能力の差が歴然っス!!
太公望:その通りだ
だからこそ あやつを味方に引き込めば千人力だとは思わぬか?
そのためには この親子ゲンカを仲裁して恩を売っておく必要があるのだ
四不象:・・・何か必勝の策があるっスね?
・・・でも・・・・・・
太公望:何だ 怖いのか?
よいか
ただのカバなのだぞ!!
四不象M:カバ!!!
四不象:行くっスよ御主人!!
太公望:うむ!
李靖:
殷氏:あの子を・・・
李靖:ナタクをよろしくお願いします
太公望:うむ
考えうる最善の方法をとるつもりだ
太公望:ゆくぞ!
―乾坤圏を打つナタクと打神風を打つ太公望―
ナタク:!!
四不象:
ナタク:(ニイ)
太公望:フ・・・・・・
戦うために生まれた様な顔だのう
四不象:!
今度は二つ来たっスよ!
太公望:やべ!!かわせ
―乾坤圏が二発山に当たる―
太公望:やはり・・・強い!!
四不象:な・・・・・・何という
御主人 このままじゃパワーで押し切られるっスよ
太公望:心配ない!パワーだけではわしには勝てぬよ!
ナタク!!
どうした!?そんな遠くからでは当たらぬぞ!!
―またも乾坤圏を打つナタク―
四不象:ひゃっ!!!
太公望:!!
四不象:なんと!
―目の前で乾坤圏を打つナタク―
四不象:ああっ!!!
―進路が変わる乾坤圏―
四不象:え・・・?
何スか 今のは・・・?
太公望:
一度に二つは止められぬが 風で方向を変えるぐらいは造作もない事よ
ナタク:Σはっ
殷氏:きゃっ!!!
李靖:うわぁ!!!
四不象:ああっ!!
おじさんとおばさんが・・・・・・・・・!!!
ナタク:母上!!
李靖:あっ・・・
危ないなあ もぉ・・・・・・
ナタク:ホ(安心)
太公望:でいやっ!!
―ナタクの肩をかすめるー
殷氏:ナタク!!!
ナタク:ハァハァ
・・・・・・・・・・・・・・・
太公望:どうした
もう
まぁ 例え使ったとしても また
そうすれば今度こそ大切な母親が死ぬかものう!!
さぁ どうだ 使えまい!!
はははははははは
四不象:御主人・・・すっかり悪役っスね・・・
なさけないっス・・・(涙)
ナタク:キサマ・・・
なぜ邪魔をする!?
オレと
太公望:Σうわっ 喋ったぞこいつ!
・・・のうナタクよ・・・
おぬしは何故に
李靖:・・・・・・・・・・・・
太公望:子が父親を殺そうとするなど見ていて気分のいいものではないぞ
ナタク:
李靖:!
ナタク:無理もない
生まれながらにこんな武器を身につけていたオレだ
母上にも迷惑をかけた
だからオレは
―――あの時オレは死んだはずだった
だが オレの本体は生きていた
意識だけの存在となって・・・・・・・・・
オレが まだ生きている事を知らない母上は立派な墓を造ってくれた
それだけでオレの心は満たされたんだ
だが それから何年か経った後
李靖(昔):
私に内緒でこんな墓を造っていたのか!!
ナタク:こともあろうに
墓から暴き出したオレの本体を河に捨てたんだ!!
太公望:(呆)おまえ・・・
李靖:安心出来なかったんだよ――っ
もし墓を造った事が霊獣王に知れたら また機嫌を損ねるかもしれないし・・・・・・
太公望:そりゃ まぁそうだが・・・
ナタク:そして・・・
川岸に野ざらし状態のオレの前に
一人の仙人が現れた
ナタク(昔):誰だ!?
太乙(昔):私は
ナタクよ・・・おまえは まだ死すべき運命にはない
ナタク:気付いた時オレは
どうやらオレは そいつに生かされているらしい
ただ一つだけはっきりしている事は・・・・・・・・・
オレは
太公望:なるほど
それで
ナタク:母上から もらった
もう
太公望:そうか・・・
話を聞いて気が変わったのう
ナタクよ 今度はおぬしの味方になる事に決定した
さぁ早く このバカ
三人(四不象):ええっ!?
ナタク:・・・・・・・・・・・・
太公望:さぁ 殺すがいいぞナタク!!
ナタク:・・・・・・・・・・・・・・・・・・
太公望:出来んのだろう?
そもそもおかしいとは思っておったのだ
おぬしほどの力を持った者なら このボンクラ
ナタク:違う!
そいつは逃げるのがうまいんだ!!
太公望:違わぬ!!
結局おぬしは
ナタク:違う違う違う違う違う違う!!!
太公望:違わぬ違わぬ違わぬ違わぬちがわーぬ!!!
ナタク:ちがう!!
太公望:ちがわぬ!!!
四不象:・・・・・・・・・・・・・・・(汗)
ナタク:(イライライラ)違う!!!
オレは
―ナタクが乾坤圏を打った先には李靖をかばう殷氏がいた―
ナタクM:母上!!
ナタク:なっ・・・・・・
母上・・・・・・
母上!!母上!!!
太公望:感謝せいよ
おぬしの親は守ってやったぞ
何せわしは おぬしの味方だからのう!
ナタク:違う違う違う!!!
違う違う違う!!!!
―再び乾坤圏を打つが太公望に遮られる―
ナタク:くっ・・・・・・
太公望:もうやめよ ナタクよ!
―放たれた乾坤圏が動いている―
太公望:む?
まだ やろうというのか?
このままではおぬし 死ぬぞ!?
今の おまえではわしには絶対勝てぬ!!
殷氏:待って!!
ナタク・・・・・・
もう およしなさい
あなたを失っても この人を失っても 私は悲しいわ・・・・・・
ナタク:・・・・・・・・・・・・・・・
オレの負けだ
好きにするがいい
ナタク:一つ聞きたい
オレは何なのだ?
・・・・・・オレはあの二人にとって一体何なのだ?
オレは元々
太公望:人間の子供はある時期父親を憎むものなのだ
父親を殺し母を得ようと考える
エディプス・コンプレックスというやつだ
そしてお腹を痛めた母親とは違い・・・
父親は常に「この子は本当に自分の子なのか」と疑い続ける
―――と仙人界で教わった
例えおぬしの体が今 何であろうと・・・
大げさな程におぬしらは親子だと思うがのう
ナタク:・・・・・・・・・・・・・・・
おまえの話はちんぷんかんぷんだ
太公望:頭が悪いのう
ナタク:わかったのは母上が
だから殺さない
太公望:うむ そでよいのではないか?
太乙:(ぱちぱちぱちぱち)いやあお見事 さすがは
この親子ゲンカをいとも簡単に収拾させるとは
ナタク:キサマは・・・!!!
太公望:
太乙:いやあ 私もナタクを造った生みの親としては このケンカをどうにかしたかったのだけどね
キミの様に母親を盾にして戦うなんて汚いマネは出来なくてさ
太公望:(ムカムカ)久々に会ったというのに最初の言葉がそれかい!!
太乙:ああ ごめん300年ぶりだっけ?ひっさしぶり――
ナタクよ
キミは どうやらまだまだ精神的に未熟の様だね
仙人界に行き 私の下で修行してもらうよ!いいね!!
ナタク:なに?
キサマ何様のつもりだ
キサマはオレの何だ?言え!
言わないと殺す!!
太公望:だからおまえをつくったやつだってば(汗)
太乙:やれやれ・・・
仕方がないな――
ナタク:!!
ナタクM:巨大化した・・・!?
四不象:ああっ!!ナタクを捕らえたっスよ!!
太公望:さすがは捕獲専用
太乙:・・・・・・・・・・・・・・・
ところで
私を
カッコつけて登ったら 降りるのが怖くなってさっ
太公望:(呆)
太乙:――というわけでナタクは私が責任持って調教するから心配なく
殷氏:は・・・はい 仙人さま
でも・・・・・・
つらいわ ナタクと
ナタク:うおおお出せ――ここから出せ―
李靖:(汗)
太乙:
大分 一人で苦労しているようだね
これも何かの縁だ
ナタクの修行が終わったら キミの右腕として働かせる事にしよう
まぁ とにかくあせらずじっくりやる事だよ
じゃあ いつかまた会おう
李靖:・・・・・・・・・・・・・・・
私も もう一度仙人界に行って修行し直すか
太公望:なに?
李靖:実を言うと前の時は あまりに修行がつらくて逃げてきたんだ
だが このままナタクにやられっ放しでは父親としてのメンツがたたん
今度は私があいつをやっつけてやるぞ
太公望:それもよかろう
☆ルビ打ってほしい漢字、おこしてほしいシーンのリクエスト、その他ご意見・ご感想・利用報告などありましたらBBSまでv☆
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