封神演義
〜死闘十一 現在かさなる過去〜
原作 藤崎 竜
2:0:1台本
黄飛虎 (こうひこ) CV:田中一成 |
名門黄族の長子。国の軍事を統括する鎮国武成王を務めていた。棒術の達人で仙人骨がある。仙人にも負けない戦闘能力と、妲己の誘惑の術にも負けない精神力を持つ。包容力のある人柄。 |
聞仲 (ぶんちゅう) CV:松山鷹志 |
300年ほど前から大師として殷に仕え、政治・軍事と多方面に渡り国を支えてきた道士。人間の世界では仙道の力を使う事を自ら禁じている節度のある人物。 |
詳しいことはこちら→http://www.houshin-engi.com/
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ナレ:
聞仲:
この
飛虎:!
飛虎M:この霧・・・
強ぇ酸なのか・・・
飛虎:やい
話題をそらしてんじゃねぇぜ!!
聞仲:話・・・?
もう おまえと話す事などないが?
ナレ:
飛虎:うるせぇ!
こっちにゃあ あるんだよ!
オメー いいかげん目ぇ覚ませよ
何してんのかわかってんのか?
聞仲:うるさい!
軽々しく私に触れるな!!
ナレ:
飛虎:オメーは力で敵をねじふせるようなやつじゃねぇはずだ!!
自分より弱ぇやつを簡単に殺せるやつじゃねぇんだよ!!!
聞仲:・・・そうか わかったぞ
おまえの考えが!
このような命を賭けた状況下で私を説き伏せるつもりだな!?
昔話で私の心を動かし 情に訴えかけて!
浅い考えだな
もう私は誰にも心を開かぬと決めたのだよ
今の私には
ナレ:
飛虎:俺ぁさみしいぜ
昔のオメーはいなくなっちまったんだな?
ならばせめて・・・
俺がテメーを殺す!!!
ナレ:約20年程前
飛虎:む?
やいテメーら 何をいじめてる!!?
ナレ:霊獣の子をいじめていた子供達を諌める
飛虎:!
こいつぁあ・・・・・・・・・!!
ナレ:時同じく王都 朝歌、
聞仲:わかった 私がでよう
霊獣:許さん・・・許さんぞ人間共!
皆殺しにしてくれるわ!!
聞仲:やめよ霊獣!
おまえには消えてもらう!!
霊獣:なんだキサマは・・・
邪魔をするな 邪魔をするなら・・・
オマエから殺ス!!
ナレ:霊獣を吹き飛ばす
霊獣:ぐぉっ・・・
聞仲:とどめだ
飛虎:まてまてまてぇいっ!!!
この大バカ野郎!!
ナレ:殴り飛ばされる
聞仲:なっ・・・
飛虎:事情も聞かねぇで殺すアホがいっかよ!!
あぁ太師!?
聞仲:・・・・・・・・・・・・
おまえは誰だ!?
飛虎:テメェなんかに名乗る名前はねぇぜ!
さぁおまえ 行きな!
霊獣:おおっ!娘よ!!!
飛虎:あの霊獣の子供は
それで母親が怒ってたってわけだ
一国の太師が力まかせじゃいけねぇよ
肝に命じときな!
聞仲:フン!
ナレ:その事件の後・・・
聞仲:
なるほど・・・
旅に出ていると聞いた名門
ナレ:その後
数多くの武功を立て 自力で最高位の
――だが 宮廷内では太師
衝突を繰り返しながらも お互いを認め合い感化しあう二人・・・・・・
そしていつしか・・・
お互いに最も信頼し合える友となった・・・
ナレ:現在
飛虎:行くぜ
聞仲:フッ
馬鹿な男だ!
飛虎:ぐぅっ・・・・・・
きくかよぉっ!!!
聞仲:ちぃっ・・・
ナレ:闘いはさらに激化し、傷ついた二人を赤い霧が
聞仲:半死のわりにしつこいな
飛虎:へっ・・・そっちこそ・・・
聞仲:ここで おまえと本気で戦うつもりはない
人間界に戻った後に兵を使って堂々と戦いたいのだ!
早くここから出ろ!!
飛虎:うるせぇよ!
オメーを一発ぶん殴らにゃあ気がすまねぇ!!
聞仲:殴る?
私を?
そうか・・・
ならば仕方ないな・・・・・・
Σはっ・・・
飛虎:この バカ野郎っ!!!
ナレ:渾身の力で殴られ、
聞仲:
飛虎:
目ェ覚ませよ・・・
もう 俺とおまえの
もう ねぇんだよ・・・
聞仲:違う!
私がいる限
何度でもよみがえる!!
裏切り者のおまえにそれを言われる筋合いはない
私を止める権利などないのだ
私を止められるのは私の味方だけなのだ
だから
おまえは私の敵だろう!!?
ナレ:死にかけの肉体を侵す霧の中で、
聞仲:おまえは私の・・・
私の・・・・・・・・・
飛虎:フ・・・・・・
やっともとのツラに戻ったな
聞仲:だ・・・だめだ・・・
行くな・・・・・・
飛虎:
後は任せたぜ!!!
ナレ:
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