封神演義


〜あとしまつ

原作 藤崎 竜

2:0:1台本

*主な登場人物*(CVは参考までに)
太公望
(たいこうぼう)

CV:結城比呂
幼い頃に家族を失い、元始天尊のもとで修業を積む。外見ではうつけ者を装っているが、崑崙でもまれにみる頭脳の持ち主。宝貝・打神鞭で風を操る。
申公豹
(しんこうひょう)

CV:石田彰
最強の宝貝・雷公鞭を持ち、最強の霊獣・黒点虎にまたがる最強の道士。誰に加担するでもなく傍観している。自分の美学に反することは許せない。

詳しいことはこちら→http://www.houshin-engi.com/

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申公豹:まったく・・・
     あいもかわらずですね あなたも・・・

ナレ:昼寝をしている太公望(たいこうぼう)の元へ黒点虎(こくてんこ)に乗った申公豹(しんこうひょう)がやってくる

申公豹:どうやらあなたは・・・
     妲己(だっき)に守られたようですね

太公望:そう・・・・・・
     今やこの星となった妲己(だっき)に!!

申公豹:―――で?
     あなたはこれからどうするのですか?

太公望:ブラブラしとるよ

申公豹:そうですか

ナレ:申公豹(しんこうひょう)雷公鞭(らいこうべん)を取り出す

申公豹:そうそう憶えてますか太公望(たいこうぼう)
     実は ここは私とあなたが初めて戦った場所なのです
     最後に私と勝負をしませんか?
     単純に
     ただの勝負を!!

太公望:(申公豹を見つめる)・・・

申公豹:フ・・・
     ――ウソですよ

ナレ:雷公鞭(らいこうべん)を収める申公豹(しんこうひょう)

申公豹:しかし安心しましたよ
     あなたの目は死んではいなかった
     あなたとの勝負はとっておきます
     ここでケリをつけてしまったら・・・
     この先つまらなくなってしまいますからね!

ナレ:申公豹(しんこうひょう)は霊獣・黒点虎(こくてんこ)に乗ったまま遠くへ飛んでいく

太公望:フゥ・・・
     さーて・・・
     どこへ行こうかの―――

ナレ:あてもなく歩いていく太公望(たいこうぼう)



ナレ:史実によると この後太公望(たいこうぼう)
   現在で言うところの中国 山東省(さんとうしょう)にあたる(さい)の国に(ほう)じられ政治を行ったらしい
   武王(ぶおう)に至っては この後2年ぐらいで死んでしまう
   そのため王位は武王(ぶおう)邑姜(ゆうきょう)の子 成王(せいおう)(しょう)が継ぎ
   周公旦(しゅうこうたん)摂政(せっしょう)となったらしい
   ただし この(マンガ)の続きが史実と同一とは限らない
   (しるべ)は なくなったのだから










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